アルテミスで活用--「有人月面車」開発チームからロッキードマーティンが離脱

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アルテミスで活用–「有人月面車」開発チームからロッキードマーティンが離脱

2024.09.27 18:00

塚本直樹

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 月探査計画「Artemis」(アルテミス)で活用する予定の有人月面車(Lunar Terrain Vehicle:LTV)を開発している米Lunar Outpostは米国時間9月24日、米Leidosをチームに加えたと発表した。

 ArtemisのLTVの開発では、第1フェーズの契約として4月にVenturi Astrolab、Intuitive Machines、Lunar Outpostが選ばれた。Lunar Outpostは、General MotorsやGoodyear、MDA Space、Lockheed Martin(ロッキード・マーティン)でLTVを開発するチーム「Lunar Dawn」を結成した。

 今回、Lunar DawnにLeidosが加わった。一方でLockheed Martinがチームから抜けた。

 防衛サービスが主力というLeidosは人員だけでなく、ミッション保証やシステムエンジニアリングなどの分野で専門知識を提供するという。「宇宙飛行士の安全は宇宙船を建造する上での最優先事項であり、人間中心設計の業界リーダーをチームに迎えることができて嬉しく思う」とLunar Outpostの共同創業者でLunar Dawnのプロジェクトマネージャーを務めるForrest Meyen氏は述べている。

 Lunar Outpostの共同創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるJustin Cyrus氏は、海外メディアSpaceNewsの取材にLockheed Martinがチームから抜けたことを認めたものの、その理由を明かさなかった。同氏によればLTVの開発は順調に進んでおり、今後は動かないモックアップをジョンソン宇宙センターに持ち込み、テストする予定だと語った。

 米航空宇宙局(NASA)は「Artemis V」でLTVを使用する考え。

今回発表されたLTVのデザイン。Lockheed Martinの知的財産権が削除されている(出典:Lunar Outpost)
今回発表されたLTVのデザイン。Lockheed Martinの知的財産権が削除されている(出典:Lunar Outpost)

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Lunar Outpostプレスリリース
SpaceNews

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