「H-IIA」ロケット49号機、搭載衛星を分離--打ち上げ成功率は98%、50号機で運用終了

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「H-IIA」ロケット49号機、搭載衛星を分離–打ち上げ成功率は98%、50号機で運用終了

2024.09.26 17:00

UchuBizスタッフ

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 日本の基幹ロケット「H-IIA」49号機が打ち上げられ、搭載された情報収集衛星レーダー8号機は無事に分離。軌道投入は成功したととみられている。

 情報収集衛星は光学センサーを搭載する光学衛星と合成開口レーダー(SAR)を搭載するレーダー衛星、データを中継するデータ中継衛星で構成される。内閣情報調査室にある内閣衛星情報センター(CSICE)が運用する。

(出典:MHI Launch ServicesXアカウント)

 2001年の1号機から始まったH-IIAは、次の50号機で引退する予定。50号機は温室効果ガス・水循環観測技術衛星「GOSAT-GW(Global Observing SATellite for Greenhouse gases and Water cycle)」を打ち上げる予定であり、すでにコア機体は完成している。2007年から製造から打ち上げまで打ち上げ輸送サービスを手掛ける三菱重工業によると、H-IIAの打ち上げ成功率は98%という

 基幹ロケットとして「H3」の運用はすでに始まっており、3号機は7月1日に先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)の軌道投入に成功。次の4号機はXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を10月20日に打ち上げる予定

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三菱重工プレスリリース

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