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新世代巨大ロケット「SLS」、8月16日にロールアウト–予定より早まる

2022.08.16 16:38

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の次世代巨大ロケット「Space Launch System(SLS)」が予定より早い米国時間8月16日にロールアウトされることが発表された。

 SLSは国際宇宙ステーション(ISS)や月、さらには火星への物資や宇宙飛行士の輸送を想定したロケットだ。その全長は、かつて人類を月面へと運んだ「Saturn V(サターンV)」とほぼ同じ、約110mとなっている。初打ち上げは8月29日以降が予定されており、これは無人での月周回ミッション「Artemis I」のものだ。

 8月29日にSLSはケネディ宇宙センターの第39B発射台で打ち上げられる。ロケットの打ち上げの前に、組み立て棟から発射施設へと移動する「ロールアウト」が進められる。もともとSLSのロールアウトは8月18日を予定していたが、今回そのスケジュールが早められたことになる。

 SLSは今年3月と6月にもロールアウトとして、発射台へと移動している。以前のロールアウトは「ウェット・ドレス・リハーサル」として、ロケットの燃料補給や打ち上げまでの全行程のテストが実施された。

 Artemis Iのミッションでは、SLSは無人の宇宙船「Orion(オライオン)」を月周回軌道へと打ち上げる。Orionは39〜42日飛行し、その性能がテストされる。

(出典:NASA/Joel Kowsky)
(出典:NASA/Joel Kowsky)

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