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「だいち4号」、太陽電池パネル展開を確認–レーダーアンテナも展開へ
2024.07.02 15:16
7月1日に打ち上げられた先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)は予定通りに進んでいるようだ。
7月1日午後0時6分に種子島宇宙センターから「H3」ロケット3号機で打ち上げられた、だいち4号の信号は、同25分にオーストラリアのミンゲニュー局で受信され、太陽電池パネルが正常に展開されたことが確認されている。同59分にはチリのサンチアゴ局で信号が受信され、衛星の太陽捕捉制御が正常に進んでいることも確認された。
7月2日午前2時4分には、ミンゲニュー局でL帯の合成開口レーダー(SAR)「PALSAR-3」アンテナパッケージ展開後の映像が取得された。アンテナ展開は、この後で第1翼展開、第2翼展開が控えている。
PALSAR-3(Phased Array type L-band Synthetic Aperture Radar-3)は、電波を地表面にあてて、地表面から反射される電波を受信して情報を得るセンサー。L帯は、1GHz帯(周波数0.5G~1.5GHz、波長200~600mm)のマイクロ波。