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中国の宇宙船同士が「秘匿接近」–敵衛星への攻撃が可能に
2024.06.14 15:30
中国の再使用可能な宇宙船が小型の宇宙船との接近ミッションを実施したと、衛星監視サイトのSatTrackCamが報告している。
中国は2023年12月、「長征2F」ロケットで3回目の宇宙船の打ち上げを実施した。宇宙船は軌道上に未知の物体「59884(国際識別番号2023-195G)」を放出したことが確認されている。
SatTrackCamへの報告によれば、この宇宙船は6月7~8日に小型宇宙船「Object G」を使用した接近・近傍運用(Rendezvous and Proximity Operations:RPO)を試験した。このミッションは友軍の衛星の回収や修理、保守、あるいは敵国の宇宙船に対する潜在的な攻撃となる可能性がある。
このような活動は中国の宇宙船にとって、はじめてのことではない。民間企業Leolabsのデータによると、この宇宙船は2022~2023年に2回目の飛行中に同じ軌道上の物体との補足・ドッキング操作を少なくとも2回、おそらく3回実行したとみられる。2021年12月には、静止軌道上でもRPOを実施している。