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「SPACETIDE 2024」、7月8~10日に開催–「宇宙産業と地上産業」などを議論
2024.05.15 10:00
一般社団法人のSPACETIDEは、宇宙ビジネスの最前線を議論する年一回のメインカンファレンス「SPACETIDE 2024」を7月8~10日に開催する。会場は東京・虎ノ門ヒルズフォーラム。チケットも販売されている。「宇宙の持続可能性」サミットと連携する。
今回で9回目となるSPACETIDE 2024では、「APACから世界へ:多様なコミュニティが紡ぐ宇宙ビジネス」と題して、アジア太平洋(APAC)から新しい宇宙ビジネスのトレンドを発信するという。約50のセッションを通じて、「世界とAPAC地域」「安全保障と商業宇宙」「宇宙産業と地上産業」などの掛け合わせを議論。加えて商業宇宙ステーションやシスルナ経済圏、宇宙ビジネス人材などのトピックも議論する。
注目すべきセッションとして以下のようなものが挙げられる。
- 7月8日
- 宇宙の持続可能性のために、商業宇宙産業はどのような視点と責任を持つべきか?(午後1時30分~2時20分)
- 宇宙の真の産業化に向け、商業宇宙政策はどのような挑戦に取り組むべきか?(午後3時10分~4時)
- 宇宙安全保障の拡大は商業宇宙企業にどのような機会と課題をもたらすか?(午後3時40分~4時30分)
- “New-to-Space”企業の戦略:なぜ多様な業種の日本企業が宇宙に投資するのか?(午後6時10分~7時)
- 7月9日
- 低軌道経済圏:ポストISS~CSS時代に必要となる商業サービスとは? どのような挑戦が待ち構えているのか?(午後2時~2時50分)
- シスルナ経済圏:多様で複雑な月の産業アーキテクチャをどう設計するべきか?(午後4時~4時50分)
- ローカルの宇宙ビジネス・エコシステムが地域産業を宇宙へと導く:北海道のケース(午後6時10分~7時)
- 7月10日
- オーストラリアから生まれる宇宙イノベーションとビジネス機会の原動力とは?(午前9時~9時50分)
- 宇宙BtoC:宇宙はコンシューマービジネスとして大衆化できるか?(午後4時10分~4時30分)
- APAC地域の市場を読み解く:ローカルの特筆すべき衛星データ利用の需要とユーザーとは?(午後6時10分~7時)
連携して開催される第6回「宇宙の持続可能性」サミットは、持続可能な宇宙利用に向けた挑戦と課題に関する議論を通して解決策を見いだすことを目的にしたフォーラムと説明。米Secure World Foundationと内閣府 宇宙開発戦略推進事務局が共同で開催する。
APAC地域に注目できるテーマとして「能動的デブリ除去(Active Debris Removal:ADR)の開発状況と課題」「宇宙状況把握(Space Situational Awareness:SSA)」「持続可能な宇宙利用に向けた民間企業の役割」「宇宙の民生利用、安全保障、商業利用の間の連携」「宇宙探査に置ける持続可能性」を議論するという。