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史上初–月の裏側からのサンプルリターン、5月3日に打ち上げと報道
2024.04.30 17:30
中国の月裏からのサンプルリターンミッション「嫦娥6号」(Chang’e 6)が現地時間5月3日に打ち上げられると、海外メディアのSpace.comが報じている。月の裏側からのサンプルリターンは史上初。
嫦娥6号は月の裏側から試料(サンプル)を採取し、地球へと回収するミッションだ。地上との通信を中継する衛星「鵲橋(じゃっきょう)2号」(Queqiao-2)は3月に打ち上げられている。
嫦娥6号は中国の海南島にある、文昌衛星発射場から打ち上げられる。重量8.2tの探査機は「長征5号」ロケットに搭載され、月の南極の「エイトケン」盆地への着陸を目指す。
嫦娥6号のミッションは、着陸機(ランダー)、上昇機(アセンダー)、周回機(オービター)、再突入モジュールの4つのコンポーネントで構成される。月の裏側からサンプルを持ち帰ることで、太陽系の歴史と月の地質学的進化を解明できると期待されている。
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Space.com