三井不動産、「X-NIHONBASHI TOWER」を拡張--JAXAが「宇宙戦略基金」を運営

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三井不動産、「X-NIHONBASHI TOWER」を拡張–JAXAが「宇宙戦略基金」を運営

2024.04.10 14:26

UchuBizスタッフ

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 三井不動産は4月10日、社内に「宇宙ビジネス・イノベーション推進部」を新設したことを発表した。一般社団法人のクロスユーとともに日本橋三井タワー(東京・日本橋)7階の「X-NIHONBASHI TOWER」を2025年1月に拡張することも発表した。

 拡張するフロアには、コアテナントとして宇宙航空研究開発機構(JAXA)が入居して、「宇宙戦略基金」を運営する。宇宙戦略基金は、民間企業や大学などに資金を供給して、商業化支援やフロンティア開拓、先端技術や基盤技術の開発強化を支援する。

 宇宙戦略基金の他にベンチャーキャピタル(VC)やコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)など資金供給を担うプレイヤーが民間企業と連携、共創するためのラウンジスペースも設ける予定。2025年1月の拠点拡張の前に2024年4月から日本橋エリアにあるビルにJAXAが入居して、宇宙戦略基金に関係する業務を開始する予定という。

X-NIHONBASHI TOWER(出典:三井不動産)
X-NIHONBASHI TOWER(出典:三井不動産)

 三井不動産は1990年代後半から、官民と地域が一体となった「日本橋再生計画」を推進、重点構想である「新産業創造」の戦略カテゴリーとして宇宙ビジネス領域を掲げて取り組んできたと説明。JAXAをはじめとする産官学の有志とともに宇宙ビジネス共創プラットフォーム「クロスユー」を設立し、2023年4月に活動を開始した

 クロスユーとJAXAは連携協定を締結しており、クロスユーは日本橋エリアでX-NIHONBASHI TOWERと「X-NIHONBASHI BASE(クロスニホンバシ・ベース)」の2つの宇宙ビジネス拠点を運営、宇宙ビジネス関連のプレーヤーに“場”と“コミュニティー”を提供しているという。クロスユーの特別会員数は、活動開始1年間で252(2024年3月31日時点)となり、国内最大級の宇宙ビジネスコミュニティーとして日本橋を拠点に活動していると説明する。

X-NIHONBASHI BASE(出典:三井不動産)
X-NIHONBASHI BASE(出典:三井不動産)

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三井不動産プレスリリース

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