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米民間宇宙ステーション「スターラボ」開発に日本の三菱商事も参加
2024.04.08 16:45
民間宇宙ステーションを開発する米Starlab Spaceに日本の三菱商事が戦略的パートナーとなり、資本参加する。Starlab Spaceは米Voyager Spaceと米Lockheed Martinの合弁会社。Voyager Spaceが米国時間4月4日に発表した。
Voyager SpaceとLockheed Martinが開発を主導する民間宇宙ステーション「Starlab」は膨張可能なモジュールやドッキングノード、衛星バスなどを備え、最大4人の宇宙飛行士の滞在が可能という。
2030年末の退役が予定されている国際宇宙ステーション(ISS)の後継として計画されており、地球低軌道(LEO)での宇宙活動の維持などが目的。
Starlab開発には欧州企業Airbusや米Northrop Grummanも参加。1月にStarlab Spaceの設立手続きが完了している。Starlab Spaceは、Starlabの設計、開発に加え、運用も担う。
三菱商事は今回の提携により、多様な産業での地上製品開発を強化、加速し、Starlab Spaceの価値を向上させると述べている。Starlab Spaceの担当者は、出資の規模などの詳細を明かしていない。
Starlab Spaceは、2020年代後半にSpace Exploration Technologies(SpaceX)の「Starship」ロケットでStarlabを打ち上げると1月に発表している。
日本人宇宙飛行士の野口聡一氏はVoyager Spaceの宇宙諮問委員を務めている。