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SPACE COTAN、コスモテックからの出向を受け入れ–ロケット打ち上げを支援
2024.04.04 12:29
宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」を運営するSPACE COTAN(北海道大樹町)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のロケット打ち上げを支援するコスモテック(東京都千代田区)から2人の出向を受け入れた。4月4日に発表された。
コスモテックは、JAXAの種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)で先日打ち上げが成功した新基幹ロケット「H3」などの打ち上げ支援業務に携わっている。
コスモテックからの出向者2人は、ロケット開発の支援や試験設備のメンテナンス、運用の経験があり、HOSPOにこれまでの知見を生かす。コスモテックは、大樹町経済センター内のコワーキングスペースにサテライトオフィスを開設、出向社員を配置する。
今回のサテライトオフィス開設で航空宇宙関連で10の民間企業や大学、団体が拠点設立やビジネスで大樹町に進出することになったとしている。
コスモテックは1975年設立。JAXAの各宇宙センターで試験設備のメンテナンスや運用を担っている。種子島宇宙センターではロケット打ち上げ関連設備のほかに電力や空調、給水などの設備を運用しているほか、機能維持や管理サービスを担っている。宮城県の角田宇宙センターではロケットエンジンの研究開発を支援しているという。