企業ロゴなどをデータ化して月まで輸送するサービス–オンラインで相談に対応

2024.03.25 14:02

　INAMI Space Laboratory（東京都中央区）は3月22日、企業ロゴなどの月面輸送サービスを開始したと発表した。企業ロゴや理念をデータ化し特別なカプセルに封入、ロケットと月着陸船（ランダー）で月面に輸送する。月面まで到着したカプセルはそのまま月面に留まるという。

　打ち上げ時期は2025年7～9月を予定しており、先着100名に向けて提供する。ロケット打ち上げの様子はライブ配信するほか、現地での打ち上げ見学ツアーも予定する（別途料金が発生する）。申し込み証明書や打ち上げ証明書、月面の着陸場所の地図も発行する。

　同社ではこのサービスによって、月面に企業ロゴを打ち上げた企業として、新たなブランディングが可能になると説明。また、企業ロゴ以外にも対応しており、たとえばコミュニティやアーティストのロゴ、校章、子どもたちへのメッセージなども送ることができるとしている。

　データの締め切りは2024年11月15日を予定。打ち上げ時期は2025年7～9月の予定だが、打ち上げ事業者の都合で延期される可能性があるとしている。同サービスに興味がある人からの相談にはオンラインで無料対応する。

　INAMI Space Laboratoryは、2022年に稲波紀明氏が創業した、宇宙進出を目指す人や企業をトータルサポートする宇宙ベンチャー。稲波氏は、2005年にVirgin Galacticの宇宙旅行に申し込んでいる。

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