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地理情報サービス「天地人コンパス」に断面図可視化機能を追加–2点間の高低差を把握
2024.03.11 13:21
JAXAベンチャーの天地人(東京都中央区)はウェブベースの地理情報システム(Geographic Information System:GIS)である「天地人コンパス」に「断面図可視化」機能を追加した。3月8日に発表した。
追加された断面図可視化は、地球上のある2点間のデコボコや距離、地形をより詳しくできるという。2点間の高低差や地形を把握することで例えば、「散歩ルートや登山計画を作成」するといった日常的な利用、転居先を探す時に「買い物、通勤・通学ルートを直線距離だけでなく高低差を意識した物件探し」が可能と説明。また、「登山が難しい、標高が高い世界中の山々の地形を把握」するといった非日常も味わえると説明する。
下の画像は、富士山の登山ルートの断面図を示したもの。5合目付近(標高2300m)付近から急勾配になっていることがわかる。
「渋谷~道玄坂~代官山」の断面図を見ると、渋谷周辺は比較的大きな谷があり、代官山には山があることがわかる。
断面図可視化は、天地人コンパスの月バージョンである「天地人コンパス MOON」で開発した「クレーター断面図作成」機能を応用したという。天地人コンパスはPCでの利用を想定、対応ブラウザは「Google Chrome」を推奨している。フリープランは無料で利用できる。使い方を解説するページも用意されている。
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天地人プレスリリース