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スペースX、巨大ロケット「スターシップ」の3回目の試験飛行を3月14日に予定

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　Space Exploration Technologies（SpaceX）は、巨大ロケット「Starship」の3回目となる試験飛行を米国時間3月14日に打ち上げると発表した。

　Starshipはブースターの「Super Heavy」と組み合わせることで、全長121mにもなる巨大ロケット。2023年11月の2回目の試験飛行では、第1回と異なり、33基すべてのRaptorエンジンが作動しているように見えたほか、第1回で失敗した第1段エンジンの分離にも成功した。しかし、分離直後に第1段は予定外の爆発を起こした。

　第1段分離後、2段目は順調に飛行を続け、テレメトリー上は高度148kmに達したが、その後信号が途絶えた。SpaceXと米連邦航空局（FAA）は共同で、機体が爆発した理由を調査していた。

　SpaceXは3月にStarshipに液体メタンと液体酸素を充填するテストを実施。同社を率いるElon Musk氏は「Starship Flight 3は打ち上げ準備中」と明かしている。

Starship Flight 3 preparing for launch https://t.co/nBNIIKuzGI

— Elon Musk (@elonmusk) March 4, 2024

　Starshipは米航空宇宙局（NASA）の「Artemis」計画で宇宙飛行士の月面着陸でも利用される。2月26日に発表された声明によれば、SpaceXはStarshipに関する「リーク低減や防火、信頼性向上のための推進剤ベントに関する操作の改良を行った」という。

関連情報
SpaceX公式X（旧Twitter）アカウント（3月14日の打ち上げをライブ中継予定）