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2つめの中国版スターリンク「G60星鏈」提供企業、1400億円を調達
中国の上海垣信衛星科技(Shanghai Spacecom Satellite Technology:SSST)が衛星インターネット「G60星鏈(G60 Starlink)」の構築に向け、67億元(約1400億円)を調達したとReutersが2月1日に報じた。
G60星鏈は地球低軌道(LEO)に展開される衛星インターネットで、2024年に約1万2000機のうちの最初の108機が打ち上げられる。中国はその他にも、1万3000機の衛星インターネット「国網(Guowang)」の展開を進めている。
報道によれば、上海垣信衛星科技はシリーズAの資金を確保。このラウンドは、中国の政府機関である財政部(日本で言えば財務省)が出資している、官民一体とみられるファンド「National Manufacturing Transformation and Upgrading Fund(NMTUF)」が主導。上海市政府のほかに中国政府の研究機関である中国科学院(CAS)傘下組織も投資している。
上海垣信衛星科技とCASは衛星製造施設を設立するため、2022年に上海市松江区にG60デジタル衛星製造工場を設立した。 2023年12月には、最初のフラットパネル衛星が製造された。
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Reuters