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米シエラスペース、往還機「ドリームチェイサー」初号機公開–ISSに物資を運搬
2024.02.06 07:30
米Sierra Spaceは米国時間2月1日、宇宙往還機「Dream Chaser」の初号機「Tenacity」をメディア向けに公開した(Tenacityは「粘り強さ」「不屈」を意味)。
Dream Chaserは、すでに退役したスペースシャトルと同じく、ロケットで打ち上げられて地球低軌道(LEO)へ到達した後、大気圏に再突入して地球へ帰還し、自力で地上の滑走路に着陸するスペースプレーン。2023年11月にTenacityの完成が発表された。
米オハイオ州にある米航空宇宙局(NASA)のニール・アームストロング試験施設で開催されたイベントでTenacityは公開された。垂直に積み上がられたTenacityと貨物モジュール「Shooting Star」は、高さ16.8mにもなる。
Tenacityの初飛行は、国際宇宙ステーション(ISS)へと貨物を運搬する予定だ。Sierra SpaceはNASAとの「商業補給サービス」(Commercial Resupply Services:CRS)の第2フェーズ(CRS-2)のもと、少なくとも6回のISSへの貨物輸送ミッションを提供する予定だ。
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Tenacity動画