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楽天モバイルと提携するASTスペースモバイルにGoogleなどが230億円を出資
2024.01.23 17:30
衛星インターネットサービスの提供を目指しているAST SpaceMobileは米国時間1月18日、GoogleとAT&Tから1億5500万ドル(約230億円)の出資を受けたと発表した。
AST SpaceMobileは地球低軌道(LEO)へ多数の通信衛星を打ち上げ、スマートフォン向けに直接4G/5Gでのインターネット接続を提供しようとしている。日本では、楽天モバイルがAST SpaceMobileと提携している。
今回の戦略的出資には、既存株主であるVodafoneからの資金も含まれている。今回の資本注入でAST SpaceMobileは、「Block 1」と呼ばれるバージョンの通信衛星「BlueBird」を5機製造することで、2024年中の商業サービスの展開を目指す。打ち上げには、Space Exploration Technologies(SpaceX)の「Falcon 9」ロケットが利用される。
AST SpaceMobileによれば、BlueBirdの「Block 2」ではBlock 1と比較して10倍の通信容量を実現するという。AT&TやVodafone、その他の携帯電話会社のユーザーに圏外であってもより高い性能でのサービスが提供できるとしている。