北極圏向け衛星ブロードバンド、第2衛星の主要試験完了--2024年半ばに打ち上げ

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北極圏向け衛星ブロードバンド、第2衛星の主要試験完了–2024年半ばに打ち上げ

2023.12.01 12:54

塚本直樹

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 ノルウェー企業Space Norwayは現地時間11月21日、北極圏での衛星ブロードバンド計画「Arctic Satellite Broadband Mission(ASBM)」の第2衛星が、2024年半ばの打ち上げに向けた主要試験を完了したと発表した。

 ASBMは2機の衛星「ASMB-1」「ASBM-2」を長楕円軌道(Highly Elliptical Orbit:HEO)に投入する。衛星は南極上空で速度を上げ、北極上空では速度を落とすことで、北極圏での継続的なインターネット接続サービスを提供できるという。Space Exploration Technologies(SpaceX)の「Falcon 9」ロケットで2024年半ばに打ち上げられる予定だ。

 今回、ASBMの第2衛星は米バージニア州ダレスにあるNorthrop Grummanの工場で熱真空試験を完了した。衛星はViasatのKa帯(周波数帯域はアップリンクが27~31GHz、ダウンリンクが17~21GHz)の通信機器などを含む複数の民間と軍事、両方の貨物(ペイロード)を搭載している。

(出典:Viasat)
(出典:Viasat)

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Viasatリリース

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