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国際宇宙ステーション、デブリ回避で900m上昇–ロシア補給船で押し上げ
2023.11.14 12:00
国際宇宙ステーション(ISS)が11月10日、宇宙ゴミ(スペースデブリ)を回避するために軌道マヌーバを実行したことがROSCOSCOMの公式Telegramアカウントで明かされた。
報告によれば、ISSに接続されたロシアの補給船「Progress」がエンジンを噴射。エンジンは5分(316秒)噴射され、ISSを約900m上昇させた。今回の軌道マヌーバによる、Space Exploration Technologies(SpaceX)の補給船「Dragon」によるドッキングへの問題は発生していない。
ISSは1999年~2022年12月にデブリを回避するために32回の軌道マヌーバを実行。2023年8月には1カ月に2回を追加し、2023年夏の最終報告では37回にまで増加している(NASAレポート=PDF)。