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【画像】「世界最小の植物」が宇宙飛行士の食料として有望視
2023.10.18 11:47
タイのマヒドン大学の科学者は、世界最小の植物「マンカイ(ウォルフィア)」の宇宙空間での活用方法を模索している。
マンカイはアジアの湖や池に浮いている野菜だ。光合成によって酸素を生産できるだけでなく、良質なタンパク質源にもなる。タイでは、スープの具やサラダの一部として食べられているようだ。
科学者たちはオランダにある欧州宇宙機関(ESA)の技術センターで、マンカイを遠心分離機で回転させる実験を行っている。その目的は、重力の変化がマンカイの成長と発育に与える影響を観測することにある。
マヒドン大学で同研究を率いるTatpong Tulyananda氏は、「これまでのところ、模擬微小重力下でのマンカイの成長にほとんど違いは見られなかった。我々はあらゆる重力環境において植物がどのように反応し、適応するのかを知るために、観測を拡大したいと考えている」と述べている。
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ESA