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中国、「嫦娥8号」での月南極の資源探査を説明–月面基地計画の基礎に

2023.10.04 13:47

塚本直樹

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 中国国家航天局(CNSA)は10月2日、月南極における資源探査ミッション「嫦娥8号」の概要を説明したとSpaceNewsが報じた。

出典:CNSA

 嫦娥8号は2028年に文昌衛星発射場から「長征5号」ロケットで打ち上げられるミッションで、着陸船、探査車、ロボットで構成される。そして月サンプルの分析や実験、月環境での陸上生態系のテスト、さらには月からの地球観測も予定している。

 第74回国際宇宙会議(IAC)に登壇したCNSAの関係者は、嫦娥8号のミッションは中国主導の月面基地計画「国際月面研究ステーション(ILRS)」の基礎となると述べた。また、ピギーバッグ(相乗り)ミッション用に200kgのペイロード容量が用意されることも明かされた。

 中国は2026年にも、月南極での探査ミッション「嫦娥7号」を予定している。嫦娥7号や8号は、2030年代に予定されているILRSに繋がることになる。

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CNSA
SpaceNews

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