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要件通知から「たった27時間」でロケット打ち上げ–Fireflyが実施

2023.09.20 16:18

塚本直樹

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 Firefly Aerospace(以下、Firefly)は米国時間9月14日、米宇宙軍による打ち上げ要件の通知からわずか27時間で「Alpha」ロケットを打ち上げた。

(出典:Firefly Aerospace)

 Alphaは全長29mの2段式液体ロケットで、地球低軌道(LEO)に1000kgのペイロードを投入できる。2022年10月には、初の軌道打ち上げに成功している

 今回のミッション「Victus Nox」は、米宇宙軍の協力のもと、緊急の国家安全保障ニーズに迅速に対応することを目的として実施された。

 Fireflyは米宇宙軍からロケット打ち上げ要件の通知を受けた後、軌道ソフトウェアの更新、ペイロードのカプセル化、射場への輸送、Alphaへの接続、燃料補給など、すべての打ち上げの準備を24時間以内に完了した。その後、最初の利用可能なウインドウで打ち上がった。

 宇宙システムズコマンド(Space Systems Command:SSC)司令官のMichael Guetlein中将は、「Victus Noxの成功は、敵の侵略を抑制し味方に必要な能力を提供するための衛星展開能力の加速を示した」と語った。

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Firefly Aerospace

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