鉄腕アトムと「H-IIA」47号機打ち上げを応援--プロジェクト開始、誕生から20年

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鉄腕アトムと一緒に「H-IIA」47号機打ち上げを応援–プロジェクト開始、誕生から20年

2023.07.14 14:55

佐藤信彦

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 Space BD(東京都中央区)は、8月26日打ち上げ予定の国産基幹ロケット「H-IIA」47号機を「鉄腕アトム」と一緒に応援する取り組み「鉄腕アトムとロケット打ち上げ応援プロジェクト」を開始した。三菱重工業や日本電気(NEC)などとともに展開していく。

 H-IIA 47号機には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の開発した「X線分光撮像衛星(X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission:XRISM)」と「小型月着陸実証機(Smart Lander for Investigating Moon:SLIM)」が搭載される。

SLIMとXRISM(出典:JAXA)
SLIMとXRISM(出典:JAXA)

 SLIMには、JAXAやタカラトミー、ソニー、同志社大学が共同で開発した、月面を移動できる探査ロボット「Lunar Excursion Vehicle 2(LEV-2)」(愛称「SORA-Q(ソラキュー)」)が搭載される予定。

 H-IIA 47号機の打ち上げを応援するため、VICTOR KAITO(ヴィクトール・海斗・プチ)氏の描き下ろした宇宙へ飛び立つアトムの絵が機体にあしらわれる。絵には、アトムとお茶の水博士、動物たちが月や星空を背景に描かれた。この絵は、すでにH-IIA 47号機の段間部に貼り付けられている

 「鉄腕アトム」は1952年に少年誌で連載開始。アトムは2003年に誕生したという設定。

機体に貼り付けられる絵(出典:Space BD)
機体に貼り付けられる絵(出典:Space BD)
貼り付け作業はすでに完了(出典:三菱重工の公式Twitterアカウント)
貼り付け作業はすでに完了(出典:三菱重工の公式Twitterアカウント)

 H-IIAによる打ち上げ輸送サービスは、三菱重工がJAXAによるロケット技術の移転を受け、2007年から実施。2013年からは「H-IIB」も打ち上げ輸送サービスのラインアップに追加されている。H-IIAは50号機で退役する予定。


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