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空中ロケット発射のVirgin Orbitが破産申請も 「買い手は現れる」と自信
2023.04.06 09:28
航空機からの小型ロケット打ち上げを提供しているVirgin Orbitは米国時間4月3日、連邦破産法の申請手続きを開始したと発表した。
これまで33機の人工衛星を軌道に投入してきたが、2023年1月に実施された直近のミッションは失敗に終わっている。また先週には、従業員の大量解雇と事業の停止が報じられていた。
Virgin Orbitが申請したのは「チャプター11」と呼ばれるもので、基本的な事業を継続しながら、買い手を探すことになる。またVirgin Orbitの株式の75%を所有し、創業者のRichard Branson氏によるVirgin Groupに属するVirgin Investmentは、3160万ドル(約42億円)の支援をおこなう予定だ。
Virgin Orbitは「売却プロセスを迅速に完了すべく注力している」とし、空中からロケットを発射するという独自技術を評価する買い手が現れるだろうと、声明にて述べている。