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Virgin Orbitのロケット打ち上げ失敗、わずか100ドル（1.3万円）の部品が原因か

2023.02.10 13:39

塚本直樹

　Virgin Orbit（ヴァージン・オービット）は現地時間1月9日に実施された「LauncherOne」ロケットの打ち上げの失敗について、「100ドル（約1万3000円）の部品へと限定された」と報告している。

　Virgin Orbitは英国にて、航空機「Cosmic Girl」からLauncherOneの打ち上げを実施。ロケット第1段と第2段の燃焼は実施し、なんらかの異常が発生。搭載衛星の軌道投入に失敗した。

　Virgin OrbitでCEO（最高経営者）を務めるDan Hart（ダン・ハート）氏は、会議「SmallSat Symposium」にて、LauncherOneの第2段エンジンに問題があったと述べている。「ロケットの組み立て時にはあったフィルターが、第2段エンジンの始動時にはなかった。つまり、外れて問題を起こしたということだ」と述べている。

　Hart氏はくわえて、「調査は進行中で、他にも解決すべき問題があるかもしれない。しかしこれが本当に原因であれば、100ドルの部品がミッションを失敗させたようなものだ」と述べている。

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