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仏独伊、ロケット開発で協力へ–資金調達の新たな枠組みを整備

2022.11.28 11:19

塚本直樹

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 フランス、ドイツ、イタリアの3カ国政府は現地時間11月22日、「欧州におけるロケット開発の将来」に関する協定に署名したと発表した。

出典:ESA

 今回の合意では、2024年6月までに「Ariane 6」や「Vega C」といったロケットの資金調達に関する、新たな枠組みを導入する。また、欧州企業による新型小型ロケットが、欧州宇宙機関(ESA)のミッションに参加することでも合意している。

 ESAは宇宙輸送計画において30億ユーロ(約4300億円)強の資金を求めており、その中に2023年後半の初飛行が予定されているAriane 6の「移行プログラム」も含まれている。 このプログラムはすでに3分の2の資金を確保しているが、今回の合意時点では1億9500万ユーロ(約280億円)が不足していた。

 ESAのJosef Aschbacher(ヨーゼフ・アシュバッハー)事務局長は記者会見にて、フランス、ドイツ、イタリアが発表した今回の合意が、Ariane 6の資金不足を解決するのに役立つと楽観視していると述べた。

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