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将来宇宙輸送システム、室蘭工業大と再使用型宇宙往還機の推進系で共同研究
2022.10.31 15:00
宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すというスタートアップ企業の将来宇宙輸送システム(東京都港区)は、再使用型宇宙往還機の推進系について、室蘭工業大学と11月1日から共同研究を開始する。10月31日に発表した。
同社によると、低価格・高頻度・高信頼性を実現する完全再使用型の単段式宇宙往還機(Single Stage To Orbit:SSTO)の開発に着手する上で、ミッション要求を満たす推進系のエンジンサイクルや構造の決定などのコンピューターシミュレーション開発を進めていく必要があることから、室蘭工業大学 航空宇宙機システム研究センター(教授:内海政春氏)との間で共同研究契約を締結したという。
同研究では、単段式の完全再使用型宇宙往還機の実現に必要な技術課題を洗い出すとともに、低コスト化、有人宇宙輸送技術を検討する。二地点間高速輸送(Point to Point:P2P)や宇宙旅行など、将来あるべき宇宙輸送サービスの提供を始めとした事業計画の検討を加速させる方針だという。