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ハッブル宇宙望遠鏡の軌道修正、SpaceXの無人宇宙船「Dragon」利用を検討

2022.09.30 17:46

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)と米航空宇宙局(NASA)は米国時間9月29日、Hubble(ハッブル)宇宙望遠鏡の軌道修正にSpaceXの無人宇宙船「Dragon」の利用を検討すると発表した。

 1990年4月に打ち上げられたHubbleは当初の15年という運用予定を大幅に超えて、現在も観測を続けている。これまでも数々のハードウェアのトラブルが宇宙飛行士の手で修理されてきたが、その高度が徐々に下がっている。これを修正できれば、さらに長い期間の運用が可能と期待されている。

 SpaceXとNASAは6カ月間、Hubbleの修理に関する可能性を検討してきている。現時点で想定されているのは、Dragonで軌道を修正するというものだ。

 SpaceXで顧客運用統合担当バイスプレジデントを務めるJessica Jensen氏は「Hubbleを修正するだけでなく、なんらかのサービスを提供することを検討している」と語っている。

 現時点では、Hubbleの修理に関する具体的なミッションは計画されていない。必ずしも有人ミッションである必要はなく、無人のDragonや別タイプの宇宙船を利用する可能性もある。

Hubble宇宙望遠鏡(出典:NASA)
Hubble宇宙望遠鏡(出典:NASA)

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