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東京・日本橋に日本宇宙少年団の分団設立–子どもたちに「ホンモノ体験」提供
2022.09.13 07:00
一般社団法人そらビ(東京都品川区)は9月12日、さまざまな宇宙関係企業が集積する“宇宙の街”東京・日本橋で子供たちが宇宙の最先端を学べる場として日本宇宙少年団(Young Astronauts Club:YAC)の東京日本橋分団を設立したと発表した。
同分団は、そらビ代表理事でJAXA研究開発プログラム「J-SPARC」ナビゲーターの榎本麗美氏が「東京都心に子供たちが最先端の宇宙に触れられる場所を作りたい」との想いで始動した。
共同創設者・アドバイザーは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授、慶應義塾横浜初等部 部長、宇宙サービスイノベーションラボ事業協同組合 代表理事を務める神武直彦氏。宇宙飛行士講座キッズコース講師には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)社友の柳川孝二氏、YAC理事の上垣内茂樹氏の2人が参画している。
同分団の設立は、宇宙飛行士の山崎直子氏がYACの理事長に就任後初の新規分団であり、東京での設立は14年ぶりになるという。
東京日本橋分団は、宇宙開発の最前線で活躍する人や企業などに直接触れる「ホンモノ体験」を提供すると説明。東京日本橋分団のビジョンは「LIVE UNIVERSE」。子供たちに宇宙に関する色々な体験の場を提供し、世界で活躍するグローバル人材のさらに先を見据えて、来たる宇宙時代で活躍する「ユニバーサル人材」の育成を目指しているという。
そらビによると、2021年11月からプレイベントを重ね、2022年9月4日に分団の正式な設立となる「結団式」を開催。分団員として、宇宙飛行士や人工衛星開発など、宇宙で活躍する夢を持っている小学3年生~中学1年生の25人が参加した。
結団式では、上垣内氏から「分団登録認証状」「分団長委嘱状」「団旗」が進呈された。結団式後には、日本橋室町にあるavatarinのアバター「newme」を利用して、鹿児島県のJAXA種子島宇宙センター 宇宙科学技術館にあるnewmeにアクセスし、操作したという。