ニュース

Fireflyの「Alphaロケット」、機体トラブルで打ち上げ延期

2022.09.12 18:22

塚本直樹

facebook X(旧Twitter) line

 米Firefly Aerospaceが米国時間9月11日に予定していた小型ロケット「Alpha」の打ち上げが、機体トラブルによって12日以降に延期された。

 テキサス州オースティンを拠点とするFireflyが開発するAlphaは2段式の液体ロケットで、地球低軌道に1000kg、太陽同期軌道に630kgのペイロードの打ち上げが可能だ。2021年9月にAlphaの初号機が打ち上げられたが、こちらはエンジン関連のトラブルで失敗に終わっている。

 カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地からの打ち上げが予定されていたAlpha2号機によるミッションは、ヘリウム圧力の低下によって中止された。次回の打ち上げウィンドウは、米国時間9月12日午後3時以降が予定されている。

 Alphaの2号機には軌道に非常に小さな「ピコサット」を投入するための「ピコバス」が搭載されている。Fireflyの説明によると、Alphaの1回あたりの打ち上げ価格は1500万ドル(約2億1000万円)となっている。

(出典:Firefly Aerospace)
(出典:Firefly Aerospace)

Related Articles