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日本の油井亀美也宇宙飛行士、8月1日未明に打ち上げ–「私の人生の集大成」
2025.07.29 13:45
日本の油井亀美也氏を含む4人の宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)を目指して米東部夏時間7月31日午後0時9分(日本時間8月1日午前1時9分)に打ち上げられる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が7月28日に発表した。
ISSへの宇宙飛行士送迎ミッション「Crew-11」(クルーイレブン)としてISSに向かうのは、油井氏のほかに、Crew-11のコマンダー(船長)を務めるZena Cardman(ジーナ・カードマン)氏、パイロット(操縦士)を務めるMike Fincke(マイク・フィンク)氏、ロシアRoscosmosに所属するOleg Platonov(オレグ・プラトノフ)氏。
4人は、米Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)の宇宙船「Crew Dragon」(クルー・ドラゴン)Endeavour(エンデバー)号に搭乗して、SpaceXのロケット「Falcon 9」(ファルコンナイン)で米フロリダ州ケネディ宇宙センター39A射点から打ち上げられる。
計画では、Endeavor号は8月3日午後3時にISSにドッキングする予定。Crew-11のメンバーはISSに到着するまで39時間、Endeavour号にいることになる。これはCrew DragonによるCrewミッションでは史上最長とみられている。
油井氏は2015年7~12月に第44次/第45次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに長期滞在。10年ぶり、2回目となる今回の長期滞在のミッションキャッチコピーは「明るい未来を信じ、新たに挑む!」。その意味については油井氏は「日本は『まだまだやれる。素晴らしい国』と思えるようになってほしい」と話している。
UchuBizのインタビューで油井氏は「今回は私の人生の集大成みたいなところがあると思います。最後のISS滞在になりますし、もしかしたら宇宙に行くのも最後かもしれません。やり残すことがないようにしたいと思います」との思いを明かしている。

関連情報
JAXAプレスリリース
Crew-11ミッション概要(NASA)
油井亀美也氏長期滞在ミッション特設ウェブサイト
油井亀美也氏プロフィール(JAXA)
油井亀美也氏X(旧Twitter)アカウント
