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ASTRO GATE、宇宙のまちづくりに「HAPS」を活用
2025.06.12 13:30
ASTRO GATE(東京都あきる野市)は広域な地表を高頻度、高解像で観測する成層圏観測プラットフォーム(HAPS)を開発するSkySense(東京都港区)と意向表明書(Letter of Intent:LoI)を締結した。6月10日に発表した。
ASTRO GATEは世界中で宇宙港(スペースポート)を企画、運営するとともに、周辺のまちづくりにも取り組んでいる。今回のLoI締結は、宇宙を活用した宇宙のまちづくりで日本や世界での地域振興に貢献するという同社のな戦略の一環と位置付けている。
LoIを通じて両社は、HAPSでの地上観測・通信サービスの提供を主軸に、まちづくりに対する計画立案やさまざまな企業への新規事業開発支援、ソリューションを提供するという。
地上観測によるリアルタイムに近い土地管理や災害時の状況確認、地上インフラの補完にとどまらず、HAPSの可能性を最大限に引き出し、宇宙産業の裾野拡大に取り組んでいくとしている。
ASTRO GATEは、複数の企業との連携を通じて同社が展開するスペースポートネットワークでのロケット打ち上げをいつでも安心・安全に遂行できる体制の構築を目指しており、SkySenseとHAPSでの海域監視を共同で検討していく。
