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ブルーオリジンの巨大ロケット「ニューグレン」、8月15日以降に2回目の試験飛行へ

2025.06.11 15:48

塚本直樹

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 米Blue Origin(ブルーオリジン)の最高経営責任者(CEO)であるDave Limp(デイブ・リンプ)氏は米国時間6月9日、巨大ロケット「New Glenn」(ニューグレン)の2回目の試験飛行を8月15日以降に実施するとX(旧Twitter)で投稿した、

 New Glennは全長98mの大型ロケットで、液体酸素と液体天然ガスを燃料とする7基の「BE-4」エンジンを搭載。地球低軌道(LEO)に45トン、静止トランスファー軌道(GTO)に13トンの貨物(ペイロード)を投入でき、ロケット第1段(ブースター)は25回の再使用が可能だ。1月に初試験飛行「NG-1」を実施した

 Limp氏によれば、New Glennの2回目のミッションは「Never Tell Me The Odds(確率を言うな)」と名付けられたという。「我々の主要なミッション目標の一つは、ブースターを着陸させ、回収することだ。我々は今年8基のGS2(Glenn Stage 2、ロケット第2段)を製造する予定。2回目で飛行させる機体は4月に燃焼試験を行った」

(出典:Dave Limp氏公式Xアカウント)

 Limp氏は8月15日に延期された理由を明かしておらず、Blue OriginはNew Glennの2回目の試験飛行で何が搭載されるのかを発表していない。Limp氏は以前、ペイロードについて「機会を探しているが、もし見つからなければ、単に質量シミュレーターを飛ばすだろう」と述べている。

1月の試験飛行で打ち上げられるNew Glenn(出典:Blue Origin)
1月の試験飛行で打ち上げられるNew Glenn(出典:Blue Origin)

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Dave Limp氏公式X(旧Twitter)アカウント投稿
New Glenn
Space.com

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