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スペースX、2025年は170回打ち上げ目指す–2024年は134回

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　米Space Exploration Technologies（SpaceX、スペースX）は年末までにロケットを170回打ち上げることを目標にしている。米メディアのSpace.comが報じた。

　SpaceXの国家安全保障打ち上げ部門ディレクターのAnne Mason（アン・メイソン）氏は米国時間5月28日に開かれた記者会見で「5年前の2020年には、月2回のペースで年間約25回の打ち上げしかしていなかった。今では平均で2〜3日に1回打ち上げている。これにはFalcon（ファルコン）ロケットの再使用性と信頼性、そしてSpaceXチームの努力と献身が不可欠だった」

　SpaceXは、2024年に過去最高となる年間134回ロケットを打ち上げた。このうち132回が「Falcon 9」（ファルコン9）、2回はより強力な「Falcon Heavy」（ファルコンヘビー）だった。

　両ロケットの第1段（下段）は再利用しているが、第2段（上段）は使い捨て。同社は第2段の生産を加速させており、「2.5日に1機のペースで第2段を生産している」とMason氏は述べている。

　これらの数値はすべて軌道飛行に限定されており、人類の火星移住も想定して開発されている巨大ロケット「Starship」（スターシップ）の飛行試験は含まれていない。Starshipの統合飛行試験（Integrated Flight Test：IFT）は2023年に2回、2024年に4回、2025年に3回実施している。

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Space.com