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マスク氏、火星移住への執念を語る–「地球の生命は太陽に滅ぼされる」
2025.05.10 09:00
Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)を率いるElon Musk(イーロン・マスク)氏はFox News(フォックス・ニュース)のインタビューに答え、火星移住への必要性を説いた。
Musk氏は以前から、人類は火星に進出すべきだと主張してきた。これは、太陽が数億年後に膨張することで地球の住環境が失われ、50億年後には赤色巨星となり地球を飲み込むことを根拠としている。
Fox Newsの番組「Jesse Watters Primetime」に登場したMusk氏は、「火星が持つ利点の1つは、『生命全体の生命保険』になることだ。太陽は徐々に膨張しており、最終的には地球上の生命が滅ぼされる。だからこそ、我々はいつか多惑星文明にならなければならない」と語った。
SpaceXは将来の火星移住も視野に入れ、次世代ロケット「Starship」(スターシップ)を開発している。Starshipは、これまで8回のテスト打ち上げが実施され、現在は9回目の打ち上げに向けて、ロケットのエンジン燃焼試験も完了している。
Musk氏は「地球上で生命が生きていけないほど熱くなるまでに、あと約4億5000万年はある」と見積もっている。
