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インドが衛星通信に規制–スターリンクとワンウェブに新たな課題

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　インドの通信省（Ministry of Communications）の電気通信局（Department of Telecommunications：DoT）は現地時間5月5日、国家安全保障を理由に衛星通信サービスの追加規制を発表した。Space Exploration Technologies（SpaceX、スペースX）とEutelsat（ユーテルサット）による同国での衛星ブロードバンドサービスへの新たな障壁となる可能性を米メディアのSpaceNewsが指摘している。

　発表された29項目の新たな規制は、宇宙からの通信サービスのライセンスを持つすべての企業を対象としたものだ。これらの動きは、カシミール地方で起きた、インドとパキスタンの衝突による緊張が背景となっている（以下は追加規制の一部）。

• 通信記録などのユーザーデータはインド国内に保存する
• インド国内法にもとづく通信の傍受・監視への対応
• 商用サービス開始から5年以内に地上施設の20％以上をインド国内から調達する

　SpaceXの「Starlink」の競合である「OneWeb」を運営する仏通信事業者のEutelsatは、インドでの衛星通信ライセンス（Global Mobile Personal Communications by Satellite：GMPCS）を取得しているものの、通信に必要な周波数帯はまだ配分されていない。StarlinkはGMPCSライセンスの承認間近であることが報じられている。

　Novaspaceの最新の予測では、Starlinkが2025年中にインドで規制承認を得る見込みはないという。

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通信省発表
SpaceNews