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スペースXの打ち上げ拠点「スターベース」、テキサス州の新たな市に–住民は500人
Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)の拠点である「Starbase」(スターベース)を市として法人化する案が可決された。住民投票が米国時間5月3日に実施された。
テキサス州南部にあり、メキシコ湾に面するStarbaseでは、SpaceXの次世代ロケット「Starship」(スターシップ)を製造、打ち上げている。
今回の住民投票では、Starbaseを市として法人化する案が賛成212票、反対6票で可決された(NBC Newsの報道によると、可決に必要な票数は143票)。投票者の多くがSpaceXの従業員であることから、可決されることは以前から予測されていた。
SpaceXは、2024年12月の請願書で「Starshipを迅速に開発、製造するために必要な労働力を確保し、拡大し続けるには、Starbaseをコミュニティーとして成長させる必要がある」と主張していた。「Starbaseを市として法人化することで、世界最高水準の住環境を整備するプロセスが簡素化される」
CNBCの報道によると、Starbaseはテキサス州で人口201~4999人のエリアに適用される「タイプC」と呼ばれる都市として認定された。住民は約500人とみられている。
Starbaseのトップを務めるのは、SpaceXに12年以上務め、現在はテキサスでの試験や打ち上げのオペレーションを担当するバイスプレジデントであるBobby Peden氏。2人の理事(コミッショナー)もSpaceXの従業員。

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