ニュース

千葉工大、小型ハイブリッドロケットを打ち上げ実験–5月4日に鹿児島県肝付町で実施

2025.05.03 10:00

UchuBizスタッフ

facebook X(旧Twitter) line

 千葉工業大学は小型ハイブリッドケット(C0-1号機)の打ち上げ実験を5月4日に鹿児島県肝付町の岸良海岸で実施する。打ち上げ時間は午前8時~午後12時(予備日は5月5日)。

 全長1500mm、直径154mmのC0-1号機は、燃料にABS樹脂、酸化剤に亜酸化窒素(N2O)を活用するハイブリッドロケットモーターを搭載。高度約250mへの到達を目指す。打ち上げ後はパラシュートとフロートを展開して洋上で回収する計画。

 今回の実験は、千葉工大と肝付町が締結した連携協定での初の打ち上げになる。小型で軽量、安全性を重視した設計による次世代小型ロケットの開発と運用体制の確立を目指す取り組みの一環でもある。

 同大と共同で研究しているAstroX(福島県南相馬市)が開発しているロケット用コンポーネントの一部をロケットに搭載して、共同での技術実証も兼ねている。

 千葉工大と肝付町は2024年6月に連携協定を締結。宇宙関連分野での相互交流を深めるとともに、両者の資源や特徴を生かし、宇宙関連産業で活躍できる人材の育成と宇宙関連技術の振興、宇宙関連交流人口増加による地域振興の推進が目的。

関連情報
肝付町発表

Related Articles