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アクシオム・スペース、新CEOに元グーグルのバティア氏–民間宇宙飛行ミッション指揮など経験
2025.04.28 17:08
米Axiom Space(アクシオム・スペース)は米国時間4月25日、同社のTejpaul Bhatia(テジャポール・バティア)氏を最高経営責任者(CEO)に任命したと発表した。
Bhatia氏は2021年からAxiom Spaceで最高収益責任者(CRO)を務めていた人物だ。Bhatia氏は同社の共同創業者であり、取締役会長を務めるKam Ghaffarian(カム・ガファリアン)氏の後継となる。
発表によれば、同氏は入社以来、10億ドル(約1438億円)以上の契約を獲得。国際宇宙ステーション(ISS)への民間宇宙飛行ミッションも指揮したという。
Bhatia氏はAxiom Spaceに参加する前、Google(グーグル)でクラウドコンピューティング事業に携わっていた。それ以前には、いくつかのスタートアップを創業、経営したほか、米スポーツ専門放送局ESPNのネット動画配信事業にも関わっていた。
Axiom Spaceは民間宇宙飛行士ミッション(Private Astronaut Mission:PAM)をすでに複数回実施しており、5月には第4弾である「Axiom Mission 4(Ax-4)」を打ち上げる予定だ。同社は民間宇宙ステーション「Axiom Station」の開発も進めており、米航空宇宙局(NASA)からは月探査計画「Artemis(アルテミス)」用宇宙服の開発契約も受注している。4月には、2機の「軌道上データセンター(Orbital Data Center:ODC)」を2025年末に打ち上げる計画も発表した。
