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ロケットラボ、太陽電池アレイ「STARRAY」発表–衛星のニーズにあわせてカスタマイズ
2025.04.24 15:01
米Rocket Lab(ロケットラボ)は、顧客の衛星のニーズにあわせてカスタマイズできる太陽電池アレイ「STARRAY」(スターレイ)シリーズを米国時間4月8日に発表した。
STARRAY(Standardized Array)は初めて衛星を製造する企業や単発プロジェクトに向けて、ゼロから設計、試験する手間を省く選択肢として提供される。STARRAYでは7つの異なるサイズが提供され、100ワットから2000ワット超までの出力が得られる。
Rocket Labは2022年、宇宙用太陽光発電技術企業のSolAero(ソルエアロ)を買収した。これにより、太陽電池セルの製造からアレイの組み立て、統合までを自社内で完結できる垂直統合型の太陽電池アレイ製造体制を構築している。
Rocket Labで宇宙システム担当バイスプレジデントを務めるBrad Clevenger(ブラッド・クレヴェンジャー)氏は「顧客はアプリケーションにあわせて事前に設計された太陽電池アレイを選ぶことができ、我が社の飛行実績にもとづいた信頼性や性能、迅速な水長駆統合製造プロセスの恩恵を受けられる」と述べている。
