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米インテュイティブ、月着陸ミッション「IM-4」を2027年に実施へ–「IM-3」は2026年を予定
2025.04.11 13:06
米Intuitive Machinesは米国時間4月8日、同社にとって4回目となる月着陸ミッション「IM-4」をSpace Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)の「Falcon 9」(ファルコン9)ロケットで2027年に打ち上げると発表した。
Intuitive MachinesはNova-C級着陸船(ランダー)で2024年に「IM-1」(船名Odysseus)、2025年3月に「IM-2」(同Athena)という2つの月着陸ミッションを実施。どちらも着陸したが、ランダーは横転した。現在は3回目のミッション「IM-3」のランダーを建造中で、2026年の打ち上げが予定されている。
IM-4の打ち上げでは、米航空宇宙局(NASA)の月面通信ネットワークを支える2機の中継衛星も搭載される予定だ。これらの中継衛星は、NASAの“近宇宙情報網”「Near Space Network(NSN)」契約をサポートするものだ。
IM-4はNASAの「商業月面輸送サービス(CLPS)」として、6つのNASAのペイロードを搭載する。その中には、欧州宇宙機関(ESA)のドリル実験装置も含まれており、月の南極付近で水を探す予定だ。
