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人工重力宇宙ステーション「Haven-1」、2026年初頭にNASA施設で環境試験へ

2025.04.04 15:34

塚本直樹

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 Vast Space(ヴァストスペース)は米国時間4月3日、開発中の人工重力宇宙ステーション「Haven-1」を米航空宇宙局(NASA)の施設で試験する契約を締結したと発表した。

 Haven-1は円筒形の宇宙ステーションで、回転により人工重力を発生させられるとしている。打ち上げには、Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)の「Falcon 9」(ファルコン9)ロケットが使用される。

「Haven-1」(出典:Vast Space)

 Haven-1の環境試験は、オハイオ州のニール・アームストロング試験施設で実施される。これには熱真空試験、音響試験、振動試験などが含まれる。試験は2026年初頭に開始予定で、打ち上げや宇宙空間の環境に耐えられるかを検証する。宇宙ステーションの打ち上げは、2026年5月以降に予定されている。

 Haven-1が軌道上に到達した後、Vast Spaceは最大4回の有人ミッションを計画している。またHaven-1の経験を生かし、より大型の宇宙ステーション「Haven-2」を開発し、NASAの「商業低軌道ディスティネーション(CLD)」プログラムに提案する計画を進めている。これは、国際宇宙ステーション(ISS)の後継商業宇宙ステーションの開発を支援するものだ。

 Vast Spaceは現在、CLDのフェーズ1には参加していない。フェーズ1ではAxiom Space、Blue Origin、Starlab Spaceが、NASAの支援を受けて宇宙ステーションの開発を進めている。Vast SpaceはNASAと無償の「宇宙法契約(Space Act Agreement)」を結び、技術的なサポートを受けている。

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SpaceNews

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