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JAXAベンチャーPenetrator、5.5億円を調達–不動産取引支援SaaSを提供
2025.04.04 08:30
不動産取引支援SaaS「WHERE」を提供するJAXAベンチャーのPenetrator(東京都文京区)は、シリーズAラウンドとして5.5億円を調達した。4月2日に発表した。
投資したのは、宇宙フロンティア2号ファンド(スパークス・アセット・マネジメント運営)、みずほキャピタル、スカパーJSAT、SMBCベンチャーキャピタル、りそなキャピタル、Great Wave Ventures。
WHEREは2023年6月にベータ版をリリース、2024年9月に公式版をリリース。大手デベロッパーが導入するなどリリースから9カ月間で単月売上高1億円を突破したという。
今回の資金調達で人材採用や組織体制を強化して、不動産領域でのユースケース創出や衛星データを含めた新しいデータ連携基盤の構築、海外事業展開の概念実証(PoC)を進めていくとしている。
Penetratorによると、日本国内には、コンビニの店舗数の2倍となる、約12万社の宅地建物取引業者が存在すると説明。不動産の仕入れ(物上げ業務)では、直接、売主と貸主などの不動産所有者から取引の依頼を受ける方法が一般的だが、その7割以上が人脈を通じたアナログな紹介に依存しており、手法は旧態依然という。
コロナ禍を受け宅地建物取引業法が改正され、対面での説明や押印がフルリモートで対応可能になるなど、不動産の仕入れ方法は大きな転換期にあると同社は説明する。
不動産での物上げ業務の課題を解決するため、同社は衛星データとAI(人工知能)を掛け合わせることで不動産情報収集をワンクリックで実現できるというWHEREを開発して、宅建業者と関連業社の業務効率化と最大化を目指しているという。