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スペースデータ、宇宙ロボット開発向け「バーチャルISS」シミュレーターを無償公開–2025年8月末まで
2025.03.27 12:41
スペースデータ(東京都港区)は3月27日、国際宇宙ステーション(ISS)を高精度に再現した宇宙ロボット開発向けシミュレーター「バーチャル国際宇宙ステーション(ISS)」 を全世界に向けて無償公開した。全世界の開発者や研究機関、教育機関などに向けてGithubで配布される。配布期間は2025年8月31日まで。
同社は、JAXAの官民共創プログラム「J-SPARC」の枠組みのもと、JAXAからISS「きぼう」日本実験棟で取得した船内環境データ(温度、湿度、風量、照度等)や宇宙ロボットに係る情報提供を受け、これをシミュレーション環境上に実装している。
今回無償公開されたシミュレーターには、JAXAが開発した、宇宙飛行士による撮影を支援する宇宙ロボット「Int-Ball2」 の高精度なモデルが搭載されており、センサーや駆動系のソフトウェアインターフェースを実機と同様に再現しているという。

また、地上ロボットの開発で広く使用されているROS(Robot Operating System) に対応し、地上で培われた技術を宇宙環境に適用しやすい設計にした。シミュレーターのプラットフォームにはNVIDIAのIsaac Simを採用しており、AI技術の開発にも対応する。
同社では、シミュレーターの無償公開により、世界中の開発者や研究機関、教育機関、学生による宇宙開発への参入を促すとともに、技術実証のハードルを下げたいとしている。また、地上のロボット技術との技術交流の活発化にも期待していると説明した。
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スペースデータのプレスリリース