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中国、火星サンプルリターン計画で海外からの提案を募集–2028年後半に打ち上げ

2025.03.13 14:30

塚本直樹

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 中国の国家航天局(CNSA)は現地時間3月11日、2028年後半に打ち上げ予定の火星の試料回収(サンプルリターン)ミッション「天問3号(Tianwen-3)」への参加を希望する団体に提案を呼びかけた。海外メディアのSpaceNewsが報じた

 天問3号は着陸機(ランダー)や上昇機(アセンダー)、軌道周回機(オービター)と帰還機(リターナー)を2機の「長征5号」ロケットで送り込む予定だ。火星では500gのサンプルの採取を予定している。

 CNSAは声明で「この機会は世界のコミュニティーに開かれており、国際的なパートナーがシステムやペイロードレベルで天問3号に協力することを歓迎する」と述べている。

 提案チームは天問3号の支援を必要とする相乗りペイロードや独立した科学機器を提案できる。リターナーには最大15kg、オービターには5kgの質量が国際協力プロジェクトのために確保されている。

 提案は2025年6月30日までにCNSAに提出する必要がある。最終選考は10月に予定されており、選定されたペイロードのフライトモデルは2027年に納入する必要がある。

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CNSA発表
SpaceNews

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