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宇宙探査機「Voyager 1」、太陽圏脱出してから10年が経過–1977年に打ち上げ

2022.08.26 17:34

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の宇宙探査機「Voyager 1(ボイジャー1号)」が、太陽圏を脱出してから10年が経過した。

 Voyager 1は、1977年9月5日に打ち上げられた探査機。当初の目標は木星と土星、その衛星や環の探査であった。2012年8月25日には太陽圏を脱出し、星間空間の航行に入ったことが発表されていた。

 Voyager 1と、1977年に打ち上げられた「Voyager 2(ボイジャー2号)」は、現在も航行を続け、地球へとデータを送り続けている。Voyager 1は土星の巨大衛星「Titan(タイタン)」を探査し、Voyager 2は天王星と海王星を探査した。

 ボストン大学の天文学者Merav Opher氏は、「Voyager 1とVoyager 2の寿命は5年だったが、さらに5年、そして10年と延長された。両探査機が太陽圏を脱出するとは、誰もが考えていなかった」と語っている。

(出典:NASA/JPL-Caltech)

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