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大西卓哉宇宙飛行士、打ち上げとISS到着が生中継–質問や応援メッセージを募集

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　宇宙飛行士の大西卓哉氏が国際宇宙ステーション（ISS）に向けて打ち上げられる。その打ち上げとISSに到着する様子がYouTubeで生中継される。宇宙航空研究開発機構（JAXA）の有人宇宙技術部門が3月6日に発表した。

　大西氏を含む4人の宇宙飛行士は、ISSに宇宙飛行士を送迎するミッション「Crew-10」としてSpace Exploration Technologies（SpaceX、スペースX）の宇宙船「Crew Dragon」に搭乗して同社のロケット「Falcon 9」で打ち上げられる。打ち上げ日時は日本時間3月13日午前8時48分（米東部夏時間3月12日午後7時48分）を予定している。

　JAXAのYouTubeチャンネルで同日午前8時から打ち上げの様子が生中継される（終了は同日午前9時10分を予定）。有人宇宙技術部門 有人宇宙技術センター フライトディレクタの森研人氏が解説する。

　打ち上げ後、ISSに到着する様子も生中継される。ISSへのドッキングは米東部夏時間3月13日午前10時（日本時間3月14日午前0時）に設定されているが、生中継開始時間は現時点で未定。有人宇宙技術部門 有人宇宙技術センター インクリメントマネージャの井上夏彦氏が解説する。

　生中継で紹介する質問や応援メッセージを募集している。「今回の長期滞在中はどんな実験をするの？」「ISSの船長ってどんな仕事なの？」など、宇宙飛行士の活動やISSでの利用などで知りたいことや不思議に思うことなどをウェブフォームから応募できる。

　Crew-10でCrew Dragon（名称は「Endurance」＝エンデュランス）に乗るのは、大西氏のほかに米航空宇宙局（NASA）に所属するAnne McClain氏とNichole Ayers氏、ロシアの宇宙機関であるRoscosmosに所属するKirill Peskov氏。Crew-10でコマンダー（船長）を務めるのはMcClain氏、パイロット（操縦士）を務めるのはAyers氏。

　ISS搭乗後、4人は約半年ISSに滞在する。大西氏は、第73次長期滞在で日本人として3人目となる、ISSの船長を務める。ISSは2030年頃に退役する計画であることから大西氏は自身のISS長期滞在は「今回が最後になる」との思いを明かしている。UchuBizの単独インタビューでは「これまで15年間やってきたことを全て出し切れたらいいなと思っています」とも語っている。

　Crew Dragonのハッチが開くのは米東部夏時間3月13日午前11時45分（日本時間3月14日午前1時45分）、ISSでのウェルカムセレモニーは同日午後12時20分（同日午前2時20分）を予定している。

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