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中学生が静岡県産「みかんゼリー」の宇宙日本食認証に挑戦–クラファンで支援募集
2025.01.20 14:03
中学2年生の増田結桜さんが、静岡県内の大学生や社会人とともに結成した一般社団法人「チームゆら」が、静岡県産みかんを使ったみかんゼリーの、JAXA宇宙日本食認証を目指して、クラウドファンディングサイト「BOOSTER(ブースター)」で支援を募集している。目標金額は350万円で、1月20日時点で募集終了まで残り39日間。
増田さんは小学4年生の時に宇宙に興味を持ち「宇宙飛行士が幸せになる宇宙食を作りたい」という夢を持ったという。宇宙食にはまだデザート系が少なく、みかんはビタミンCやβ‐クリプトキサンチンなど抵抗力や免疫力を高める成分が豊富であることから、出身地の静岡みかんを使ったゼリーを考案した。
現在は、宇宙食にも認定されている備蓄用食品「LIFESTOCK」ゼリーを開発したワンテーブルとOEM(製造委託)契約を交わし、商品化に向けた開発を続けているという。
今後の予定は、2025年3月に静岡みかんゼリー製品化、2025年春以降に宇宙日本食認証に必要な書類作成、2025〜2026年に衛生試験・保存試験・書類審査、2026年頃にプレ宇宙日本食認証、2027年に宇宙日本食認証を目指している。
宇宙日本食認証にあたっては、みかんゼリーの開発・製造に300万円、衛生試験・保存試験費に200万円が必要とのこと。すでに寄付型クラウドファンディング「Syncable(シンカブル)」で150万円の支援を受けていることから、今回のクラウドファンディングで残り350万円を集めたいとしている。