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中国の宇宙ステーション「天宮」、スマートロボットが活躍

2025.01.14 15:35

塚本直樹

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 中国の宇宙ステーション「天宮」(Tiangong)でスマートロボット「小航」(Xiao Hang)が宇宙飛行士を支援している様子がGlobal Timesなどで報じられた。

 小航は無重力環境での移動や方向転換が可能で、指令に応じて写真を撮影することもできる。将来的にはアップグレードにより、宇宙ステーション内の点検やリソース管理などの機能の追加が予定されている。

 現在天宮には、3人の宇宙飛行士が滞在している。小航は「人間とロボットの協働インタラクション」ソフトウェアにより、人間とロボットの空間的関係やロボットの動作特性、マルチモーダル(統合)インタラクション技術に関する実験を行っているという。

 天宮は2022年に完成し、10年間の有人運用が予定されている。将来はさらなるモジュールを追加し、拡張する計画もある。天宮で活動する乗組員は、「神舟19号」のミッションで2024年10月に打ち上げられ、6カ月間の滞在を予定している。2024年12月には9時間の船外活動を完了させた。2001年に記録された、米国の船外活動記録を更新した。

 国際宇宙ステーション(ISS)では、「Astrobee」や「Int-Ball」などのロボットが活躍している。

小航と天宮に滞在中の宇宙飛行士、王浩沢(Wang Haoze)氏(出典:CCTV / YouTube)
小航と天宮に滞在中の宇宙飛行士、王浩沢(Wang Haoze)氏(出典:CCTV / YouTube)

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Global Times
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