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ブルーオリジンの「ニューグレン」、カウントダウンするも初打ち上げはお預け–サブシステムに問題

2025.01.13 17:20

UchuBizスタッフ

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 アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙企業である米Blue Origin(ブルーオリジン)は日本時間1月13日、大型ロケット「New Glenn」(ニューグレン)の初打ち上げミッション「NG-1」を打ち上げ直前に中止した。機体のサブシステムに問題が発生したという。

打ち上げに向けたカウントダウン中の大型ロケット「New Glenn」(同社のライブ配信より)

 全長98mを超える大型ロケットであるNew Glennは、液体酸素と液化天然ガスを燃料とする7基の「BE-4」エンジンを搭載。静止トランスファー軌道(GTO)に13トン以上、地球低軌道上(LEO)に45トン以上を運搬できる。ブースターは25回の再使用が可能なように設計されている。

 New Glennは当初2024年内に打ち上げ予定だったが、これを1月に変更。さらに、ブースター(第1段)を着陸させる大西洋での海況が悪いことを理由に、日本時間1月13日に変更していた。

 1月13日は日本時間15時ちょうどに打ち上げ予定だったが、カウントダウン開始後から15時31分、15時52分、16時7分、16時27分、16時48分、17時14分と延び続け、17時10分ごろに同日の打ち上げ中止が発表された。今後の打ち上げ予定は改めてアナウンスされる。

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