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米ブルーシフト、2025年末にサブオービタルロケット試験を計画

2025.01.07 16:12

塚本直樹

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 米メイン州を拠点とするbluShift Aerospaceは、2025年末にロケットの準軌道(サブオービタル)飛行試験を予定している。海外メディアのSpace.comが報じている

 bluShiftは、2021年1月に世界初という商用バイオディーゼル燃料を使用したプロトタイプロケット「Stardust 1.0」を打ち上げた。2024年10月には「MAREVL」(Modular Adaptable Rocket Engine for Vehicle Launch)エンジンのフルデュレーション(全時間)燃焼テストに成功させている。

 bluShiftを率いるSascha Deri氏によれば、2025年末に顧客のペイロードを搭載した、サブオービタルロケット「Starless Rogue」をニューメキシコ州のSpaceport Americaから打ち上げる。その後、米連邦航空局(FAA)からライセンスを取得し、再度宇宙に向けてロケットを打ち上げるという。

 Starless Rogueは最終的に高度350~400kmに到達することを考えている。搭載されたペイロードは6~8分間の無重力空間に置かれる。

 Deri氏によれば、2025年上半期はMAREVLの垂直スタック燃焼テストを含む、多くのテストを計画している。ロケットに加え、bluShiftはメイン州沖での打ち上げプログラムの確立を目指しており、これは極軌道や太陽同期軌道(SSO)にアクセス可能な、唯一の米国内の民間射場にすることを狙っている。

2024年10月に実施したMAREVLエンジンのフルデュレーションテスト(出典:bluShift / YouTube)

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Space.com

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